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2005年10月29日 (土)

関根敏行のスマイル盤

友人からレア盤2枚を借りてきた。
CDRに音源を残そうと思い、無理を言って借りてきたもの。

stop_over
  『STOP OVER』
   Smile Record  SML-001  rec.1976
    佐々木秀人(tp)、渡辺典保(as)、
    関根敏行(p)、成田敬(b)、黒崎隆(ds)

   Carole's Garden
   Soultrane
   Turquoise Twice
   Little B's Poem
   Stop Over

StrodeRoad
  『STRODE ROAD』
   Smile Record  SML-002  rec.1978
   関根敏行(p)、成田敬(b)、黒崎隆(ds)


   Strode Road
   Up Jump To Spring
   Love For Sale
   Will You Still Be Mine
   Detour Ahead
   I Could Write A Book
   Dexterity

この2枚のレコードについては、噂には聞いていたが、内容を通して
聴くのは今回が初めて。

関根のピアノに、少しビックリした。
スイング感、躍動感もさることながら、緊張感も備えたピアノ。
こんなすごいピアノがいたんだ.....

彼のピアノに他のメンバーのアラもすべて救われている。

特にピアノ・トリオ盤の方は、邦人ジャズアルバムの中でも
屈指のデキではないだろうか。

こんな良いものが埋もれているなんて、もったいないにもほどがある。
プライベート盤ゆえプレスも少ないようだ。
アナログ盤を手に入れることは絶望的だろう。
是非ともCD化を望むタイトルだ。

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2005年10月26日 (水)

『ジミー荒木 - ミッドナイト・ジャズ・セッション』

レコードを買うのを殆どやめて約2年経過したが、いまだに未練がましく
探しているものが一つだけある。
ジミー荒木の日本ビクター盤。

james_araki  

 『ジミー荒木 - ミッドナイト・ジャズ・セッション』
   Victor JV 5006     rec. 1959


  ジミー荒木(p、as)、ジョージ川口(ds)、小野満(b)
   01. NORTH COAST
   02. MANGETSU
   03. BROKEN RHYTHM
   04. A FOGGY DAY
   05. TWO BROTHERS
   06. ALMOST LIKE BEING IN LOVE
   07. HARLEM NOCTURNE
   08. BLUES FOR BACH
   09. DON'T YOU KNOW I CARE
   10. I'M BEGINNING TO SEE THE LIGHT
   11. DAY DREAM
   12. TAKE THE“A”TRAIN
   13. UNDER PARIS SKIES
     (ジャケ画像は数年前の「ジャズ批評」のグラビアから)

数年前にリリースされた『ジャズ・イン・ジャパン 1947-1963』というタイトル
のCD ボックスセットに全曲収録されたので、知人が購入したものをダビング
させてもらった。

ジミー荒木は日系二世でソルトレイク・シティに生まれる。
ライオネル・ハンプトン楽団に所属していたこともあり、ソリストとしての
プレイは数種のレコードで聴くことができる。

終戦直後と朝鮮戦争の際に米軍の将校として来日する。
特に終戦時来日した際は、バップ・イディオムを日本にもたらす。

このレコードは、3度目の来日時、帰国直前の1959年に録られたもの。
この時は、カリフォルニア大学の研究員としての来日であり、東京大学と
京都大学に籍を置き、日本文化の研究を続けた。
約2年間の滞在であった。

メンバー3名(ジミー荒木、ジョージ川口、小野満)でのプレイであるが、当時
としては珍しい多重録音により、様々なフォーマットでのプレイを楽しめる。
ジミー荒木は、アルトサックスだけでなくピアノもプレイ。
ピアノトリオでのプレイがなかなかいい。
ジミー荒木はピアノもうまい。
なかなかの才人だ。

持ってる方がいたら、是非とも譲って欲しい。
トレードでも売買でもいいから....
それなりのものは用意するつもりなんだけど....無理かなぁ...

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2005年10月25日 (火)

レオン・ラッセルがやってくる

leon_russell_1stレオン・ラッセルが来日する。
9年ぶりの来日らしい。

この人、楽歴は長く、1960年代からスタジオ・ミュージシャンとして活躍。
ボブ・ディラン、ビーチ・ボーイズ、フランク・シナトラ、アイク&ティナ・
ターナー、ローリング・ストーンズ、バーズ、サム・クック、ジョニー・
マティスなど、様々なジャンルのビッグ・ネームのレコーディングに
関わってきた。
1970年に自身のレーベル「Shelter」を設立し、ソロ・デビューをはたす。

彼のファースト・アルバムに収録されている代表曲「A Song For You」は、
題名は知らなくても、メロディを聴くと「あっ、これ知ってる」と必ず思うはず。

また、「Shelter」レーベルからは、彼のアルバムはもちろんのこと、アラン・
ガーバー、J.J.ケール、ドン・ニックス、フレディ・キングなどの名盤を
次々とリリース。

彼の「Shelter」の活動や、デラニー&ボニーの動きなどは、エリック・クラプトン、
ジョージ・ハリソンなどを巻き込み、スワンプ・ロックの一大ムーブメントを
引き起こす。

90年代にスワンプ・ロックのレコードばかり買い漁っていた時期がある。
ずっとジャズばかり集めていたのだが、何気なく聴きたいと思ってJ.J.ケール
のShelter盤を買ったのがキッカケとなり、短期間で相当数のロック盤を買って
部屋がエライことになったことが....

ここ数年かなりのタイトルがCD化されたので、レコードは処分して、今では
CDで聴いている。
ジャズよりこのあたりのロックを聴いている時間のほうが長いかもしれない。

前置きはさておき、まさか彼が来日するとは思わなかった。
先日、同じスワンプ・ロック・スターのマーク・ベノのライブがあったばかり。
こんなに短い間に、もうひとりのスターのライブに巡り会えるとは思わなかった。

早速、チケットをおさえた。

今から楽しみである。

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2005年10月23日 (日)

ヘレン・メリルのEP

ヘレン・メリルのエマーシー盤といえば、今なお人気盤であるが、なかなかコンディション
の良いオリジナル盤にめぐり逢えなかった。

LPオリジを入手するより早く、EP盤3枚を入手することができたので、その後、熱心にLPを
追いかけることはなかったのだが、意識しなくなったらすぐ手に入ることに...
不思議なものである。

ご存じの方は多いと思うが、なかなかいいジャケなのでEP盤に画像を掲載しておく。
 helenmerrill_ep_6103  helenmerrill_ep_6104
helenmerrill_ep_6105





左からEmercy EP-1-6103、EP-1-6104、EP-1-6105
3枚でLP1枚分である。

このEP盤、カナダ盤もあるので、通販やオークションで入手する場合は気をつけたほうがいい。
以前、大枚をビッドして入手した友人が、
 「まさかカナダ盤があるとは思わなかった...やられましたわ..」
てな災難に遭遇したことが...

なぜLP化の際、中央の写真を使ったんだろう?
左右の写真のほうがいいと思うんだが。

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2005年10月21日 (金)

「談志 VS 文珍 ふたり会」 @ NGK

昨日は、「談志 VS 文珍 ふたり会」を聴きにNGKへ行ってきた。

演目は次のとおり。

 桂文華   「あみだ池」
 桂文珍   「胴乱の幸助」
  中入り
 桂文珍   「老楽風呂」(創作)
 立川談志  「子別れ」

久しぶりの”生”落語であった。

まずは文華。
この人のことあまりよく知らなかったので調べてみた。
五代目文枝師匠のお弟子さんで、最近勢いのある中堅のようだ。
「あみだ池」を演ったのだが、後の師匠達を気にしてか、少し固い感じであった。

次は文珍。
今回チケットを取ってくれた、吉本興業社員の知人が以前、
 「今、文珍師匠がエエですよ。バツグンですわ。」
と言っていたので楽しみにしていた。
中入りを挟んで二題。
「胴乱の幸助」では、ケンカ仲裁を唯一の生きがいとする世間知らずの『割り木屋=燃料屋』の
主人幸助を上手く演じる。とにかく笑いっぱなし。
浄瑠璃の稽古屋の場面では、「お半長」を一節...なかなかのものである。
創作の「老楽風呂」でも終始笑わされた。
生の文珍は初めてだったが、思っていた以上の良さに大満足であった。

おしまいは家元談志。
ここに書けない、きつい&イタイまくらで始まる。
声もあまり出ておらず、顔色もすぐれない。
「大丈夫か??」と考えていたら、
 「今日は”子別れ”をやろうと思う。嫌いなので初めて..いや、2回目だ。
  この”子別れ”は上中下とあって、通して演ると長いんだ..........」
と言いながら、上と中のスジを時に本息でまた時に解説口調で話はじめた。
時々入る本息では、さすが!と思わせる。
 「せっかくなんでダイジェストでやってんだが、気を入れたり抜いたり、なかなか
  難しいんだぜ、これが..下はちゃんと演る..」
と言いながら下に入る。

このお題では珍しいサラッとした展開(「亀」が大金を持っている訳を話すくだりを
ビックリするくらいあっさりと流す)、また「亀」の演じ方(こまっしゃくれた感じが
サラッとした展開にしっくりくる)に談志の本領があった。
それでもやはり人情話。
こまっしゃくれた亀が、別れた父ちゃんに小遣いもらって、
 「オレ青エンピツ買うよ。
  青エンピツがあれば海が描けるんだ。
  青エンピツがあれば空が描けるんだ。
  オレ、絵を描くのが好きなんだ。」
なんて、思わずグッときましたね。
まったく、談志らしい。

最初の心配なんか吹き飛び、グッと引き込まれ気持ちが入ったままオチを迎えた。
3年前に聴いた「黄金餅」とは雲泥の差。
正直、談志を見直した。

オチの後、そのまま喋りつづけ、
 「これは円楽向けのネタなんだな...普通はこんな感じだ...」
と言いながら、母親が大金を持っている訳を言わない亀に向かってゲンノウをもって
泣きながら叱り嘆くくだりを、通常のパターンである感情をしっかり込めた表現で
演じる。これもまた見事。

この人は、シャイでヒネクレ者であまのじゃくなんだとつくづく思う。

最期に文珍が舞台にあがり二人ではなしをしたのだが、ここで文珍が
 「大阪のお客さんは幸せでっせ。談志師匠ならではの”子別れ”を聴けて...
  9月に東京で二人会をやったときは、談志師匠”居残り佐平次”を演ったん
  ですけど、スジをぶつ切りにして、前後させて演ったもんだから、ムチャクチャ
  でした。話を聴いてお客さんが頭で再構築して..しかも笑わなあかんし...」

家元、そんなにひねらんでもエエやないですか...そんなに新しいことばかり
追いかけんでも....

でも、死ぬまでひねり続けるんだろうな...
ほんでもって、これが談志に対し好き嫌いがはっきり別れるところなんだろう。

しかしスジを切って前後させるなんて、「パルプ・フィクション」じゃないんだから...
でも聴いてみたかった。

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2005年10月20日 (木)

『Howard McGhee - The Connection』

connection_felsted

  『Howard McGhee - The Connection』
   Felsted FL 7512  rec.1960


 Howard McGhee(tp)、Tina Brooks(ts)、 Freddie Redd(p)、 Milt Hinton(b)、
 Osie Johnson (d)
  
  Who Killed Cock Robin?
  Wigglin' 
  Music Forever 
  Time to Smile 
  Theme for Sister Salvation 
  Jim Dunn's Dilemma 
  O.D. (Overdose)

このレコードは、ご存じのとおり、1959年のニューヨークのオフ・ブロードウェイで上演
された舞台劇のスコアを収録したものだ。
脚本Jack Gelber、スコアFreddi Reddにより書かれたこの舞台は、いわゆる"シャブ中"
を扱ったもので、かなり評判の舞台だったとのこと。

評判がよかったからかどうかは判らないが、Freddie Redd名義でBlue Noteからもリリース
されている。

connection_bn

  『Freddie Redd - The Music from The Connection』
   Blue Note BLP 4027  rec.1960


但しこちらは、Jackie Mcleanがフロントのカルテットによる演奏。
デキはクインテットによるFelsted盤のほうがはるかに良い。

Felsted盤はフランス盤、イギリス盤も出ていて、10数年前はフランス盤がかなりの高額で
動いていた記憶がある。
間違いなくこのアメリカ盤がオリジナルであるのだが、出現率がかなり低かったせいか、
このUS盤ジャケで日本盤が再発されるまでは、フランス盤がオリジナルと信じていた人も
多かったはず。(今でも「フランス盤がオリジじゃぁー」という人がいるが...)
レアー度でいえば、"テナー・マン"や"ネコマク"より上でしょうね。

また、この舞台は1962年にSirley Clarkeの監督のもとに映画化されている。
Freddie Redd、Jackie McLeanらのミュージシャンがずっと出演し演奏もしている。
アメリカでビデオ&DVD化されているが、残念ながら日本語スーパーの入った
ものはリリースされていない。
数年前、US盤VHSを入手して観てみたが英語力の乏しい当方では、内容がサッパリ理解
できない。
但し、「うわっ、Blue Note盤のジャケが動いている!!」という感動はある。

ともあれ、このレコードはCD化もされ、まだ入手できるようなので、是非ともBlue Note盤
と聴き比べて欲しい。
なかなか良いデキです。

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2005年10月18日 (火)

『GUIDO MANUSARDI - MY FOOLISH THINGS』

my_foolish_things
 『GUIDO MANUSARDI  - MY FOOLISH THINGS』
  DENTALICA   no# (not commercial issue)
  198?
 

 GUIDO MANUSARDI(p)、RED MITCHEL(b)、MARIO LAGO(ds)

 A1. Errol who?
 A2. Lover man
 A3. There is no greater love
 A4. Blues
 B1. Yesterdays
 B2. These foolish things
 B3. In your own sweet way

ピアノ・トリオものを聴こうと思って棚を物色していたところ、目にとまったので
久しぶりに聴いてみた。

イタリア人の金持ち歯医者さん、MARIO LAGOが自主製作したレコードである。
10数年ほど前だったか、当時のピアノ・トリオ盤&ヨーロッパ盤ブームの中で、
破格の価格で登場したレコードである。

6~7年前、知り合いの廃盤店の店主がヨーロッパに買いつけにいった際、
「一箱いつでも用意できるで。まとめて買うか?」なんて、とあるディーラーに言われたそう。
当時、その店主いわく、「内容ももう一つやし、いらん。」

「100枚程度しかプレスされていない」なんて言う人もいたが、いろいろなところからの
情報から判断すると、少なくともその数倍はあるだろう。

現在、どんな相場で動いているのか知らないが、相場がどんどん下がっているのはないか?
(ちなみに私は、5年ほど前にイタリア人から$100強で入手。)

ピアノとベースのデキはいいのだが、如何せんドラムがシロート。
パタパタしていて聴くに耐えない。(実は、1曲聴ききる前に針をあげてしまった)
ドラムがいなけりゃ良いレコード、 なんて思うのは私だけか?

今さらこの盤について書くのもどうかと思ったが、あまりのデキの悪さに腹がたち
思わずとりあげたしだい.....

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2005年10月14日 (金)

『弘田三枝子 - Miko in New York』

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  『ニューヨークのミコ - Miko in New York』
   日本コロンビア JPS-5072
   released 1966


弘田三枝子(vo)、Billy Taylor(p)、Ben Tucker(b)、Grady Tate(ds)
 A1. Right here right now
 A2. Sunny
 A3. Lazy lovin
 A4. Ramblin rover
 A5. I'm comin' home baby
 B1. I wish I knew how it would feel to be
 B2. The message
 B3. Flying home

弘田三枝子は、1965年7月に渡米し、“ニューポート・ジャズ・フェスティバル”に出演した。
彼女は61年にデビューしているので、4年後に海外のジャズ・フェスへ出演するという
ことは、当時所属していた「ナベプロ」のチカラの入れ方も大きかったのだろう。
とにもかくにも彼女はこの年、ウェスやコルトレーンと同じステージに立っているのだ。

出演後は、勉強のため約1ケ月、ニューヨークに滞在することになる。
このときのレッスン・コーチは、ジャズ・フェスでの伴奏も担当したベーシストのベン・タッカー。
かなり厳しいレッスンを消化したのち、ベン・タッカーの薦めもあり、ジャズ・アルバムを
録音するはこびとなった。
バックは上記のピアノ・トリオ、歌伴としては最高のメンバーだ。

私のもつ弘田三枝子のイメージは、「かなり大きな癖をもった歌い方」というものであった。
(いわゆる「ヴァケイション」のイメージ)
だが、このアルバムでは、別人のようにしっとりと、しっかりとジャズ・ナンバーを歌い
こなしている。(少し癖が出るところもあるが....)
特にスキャットで歌うA5 "I'm comin' home baby"は秀逸。
彼女はこれを録ったときは、まだ10代!!
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美空ひばり、江利チエミ、松尾和子、沢たまき...
日本の女性シンガーがジャズを歌ったアルバムを
いろいろ聴いたが、これがベストかもしれない。
(青江三奈が93年にリリースした「The Shadow Of Love」もよかったが.....)

今年になって、これの前後の彼女のジャズ関連アルバムはCD化された。
肝心のこれが70年代以降再発されていない。
CD化を強く望む一枚だ。

sings_standardsings_rb 





『弘田三枝子スタンダードを唄う』 (original release 1963)
『弘田三枝子・LIVEこれくしょん』 2in1 (original release 1966 *1 & 1969 *2)
 *1: 66年のものはアメリカから帰国後のジャズ中心のライブを収録
 *2: 69年のものは、R&Bカバーのライブを収録

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2005年10月12日 (水)

『Best Of George Benson Live』

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  『Best Of George Benson Live』




George Benson(g,vo)、Michael O’Neill(g,vo)、Dio Saucedo(perc,vo)、
Stanley Banks (b)、 David Witham (musical director,p)、 Thom Hall(kb)、
Michael White (ds)、Guest;Joe Sample(p)、BBC Big Band
Recorded at Water Front Hall Belfast Isleland 2000

1. Turn Your Love Around 
2. This Masquerade 
3. Breezin' 
4. Love X Love 
5. Deeper Than You Think 
6. Ghetto 
7. Never Give Up On A Good Thing 
8. Hipping The Hop 
9. Give Me The Night 
10. On Broadway 

ライブ・パフォーマンスによる、『Breezin'』以降のベンソン・ヒットパレード。
"うん!! 間違いない!!" というところか。
何気なくタワー・レコードで試聴して、迷うことなく買ってしまった。

ベンソンは、60年代のJack Mcgduff バンドでもプレイもいいし、CTIでの
一連の作品、もちろんWB移籍後の『Breezin'』、『Give Me The Night』など、
それぞれの時代で、最高のパフォーマンスを発揮してきたビッグ・ネームだ。

このCD聞いた後に、CTI時代のものも数枚聴いてみた。
「こんなにいい感じだったけ」と昔よりも良くきこえるのはなんだろう。

モダンジャズもいいが、こういったものが懐かしさあって、イチバン沁みる
のかもしれない。

こんなライブがあったらいいのになぁ。

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2005年10月11日 (火)

菊地成孔 トーク・イベント 第一日目

昨日、菊地成孔のトーク・イベントへ行ってきた。
以前ブログにも書き、楽しみにしていたのだが、土日連続の深酒のせいか、
当日の正午ころまですっかり忘れていて、慌てて京都へ向かった。

講義のテーマは、
「総体と輪郭 -我々は何故口ずさむのか? -菊地成孔によるメロドロジー(旋律論)講義」
昨日は一日目で、「旋律原論」である。

思い出すままに内容を記しておく。(私的備忘録なので未整理)

----------------------------------
過去はリズムを中心とした講義をやってきた。今回は旋律論を。
所有の欲望、その発展としての旋律を考察。
メロディ(旋律)を音楽の輪郭線として捉える。

●輪郭線=境界線(リメス)としての旋律=メロディの成立まで。
・始原というものは明確にしようがないが、ヨーロッパ(この定義も曖昧)での変遷
 を例に旋律の成立を考察。
 ギリシャ音楽(古代は豊か)、アフリカ音楽(決まったカウント、ポリリズム)
 ローマ&ビザンチンの復声→グレゴリオの単声(100%メロディ)→オルガ
 ヌムの発生(ハーモニー)
 エコー(教会、洞窟などで)がハーモニー発生の一因
 バロックの楕円運動(口では歌えない)
 12音階平均律の誕生(全ての音楽要素のカスタム化)
 歌えない現代音楽(バロックとは違う復声の同時進行には実はメロディがある)
 歌える大統領演説(平均率は発声ですら近似値で飲み込む=メロディ化が可能)

●近代的「権利」の発生
・メロディだけに権利が発生している。
・著作権法(工業所有権法の一部)には、「メロディを権利とする」という記述は
 一切ない。→イメージ、慣習法、限界法。 歌詞は一目瞭然。
・リズムに著作権が発生すると、ロック、ヒップホップは全滅。
・輪郭線だけに所有の欲望が投影される(国境線、憲法における言語、精神分析
 における言語)
・マルクス資本主義構造分析の限界。「時間」感覚の破綻による資本主義の閉塞
・パクリの代表例
70s (ある種の奥ゆかしさ。おそるおそる...)
 「Marlena Show/"You Taught Me How to Speak in Love"」と「サザン・オール
 ・スターズ/"愛しのエリー"」
80s (メロディの一言一句が同じ。時間差は長い)
 「Joe Sample/”Melodies of Love”」と「坂本龍一/”Sheltering Sky のテーマ”」
90s (メロディの一言一句が同じ。時間差が短くなる)
 「En Vogue」と「ドリカム/"決戦は金曜日"」、「オザケン/"今夜はブギーパック"」
00s (複合的なメロディのマージ。腕の確かさ、巧さ)
 「Little Eva/"The Loco-motion」、「Shampoo/"Trouble"」、「Bon Jovi/"Bad
 Medicine"」、「Kylie Minogue/"Locomotion"」、「Beatles/"Come Together"」
 etc..と「オレンジレンジ/"ロコローション"」
・歌詞をパクったモー娘。安倍なつみは謹慎処分になったが、メロディを丸ごと
 パクった坂本龍一はアカデミー賞を受賞。
・パクリを公言するオレンジレンジは、インターネットでの消費者の声のみにより
 「ロコローション」の作曲者クレジットを変更した。
・メロディ限界説(出つくした)という都市伝説。(これの詳細は次回)
----------------------------------

あっという間の2時間。

実際の音を聴きながらの講義。
菊地の情報(知識)量、ボキャブラリ、話術(少し拡散気味がいい)に圧倒される。
脱線する話も面白い。
「やはりそうか!!」とスッキリさせてくれた裏話もあり。
もっと聞きたいと思わせる。
テキスト化されれば全て読みたいと思わせる。

ワークショップの内容はさることながら、良い意味で少しゆるい感じの学生の運営、
適度なキャパの会場もあってか、非常に楽しい時間を過ごせた。
なんたって、「松茸の土瓶蒸し」を横でチンチン沸かしてるくらいだから。

聴講者の年齢(20代多し)が若いのには驚かされた。
思っていたより若いということ。
(マリーナ・ショウを知らない世代。”愛しのエリー”に驚いていた。
 こちらは、"決戦は金曜日"に驚かされたが...)
菊地成孔の支持は確実に拡がっているのだろう。

ともあれ次回が楽しみ。
今度は忘れることなく早めに出向き、晩秋の京都も楽しみたい。

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2005年10月 9日 (日)

『小野満 - ファンキー・ジャムセッション』

もうやめておこうかと思ったが、日本人ジャズアルバムをもう少し書き残そうと思う。

ono_mitsuru

 『小野満 - ファンキー・ジャムセッション』
  日本コロンビア AL-5003   1960年


 小野満(b)、世良譲(p)、白木秀雄(ds)、--- 全曲参加
 福原彰(tp)、渡辺貞夫(as)、松本英彦(ts)、--- A1、A3、B1、B3参加
 北村英治(cl) --- B3のみ
   A1. Doxy
   A2. S'Wonderful
   A3. Rythmaning
   A4. Blues In Closet
   B1. Now's The Time
   B2. Over The Rainbow
   B3. Night In Tunisia

1960年7月5日に産経ホールにて、小野満と北村英治のジョイント・リサイタルが行われた。
これは、そのリサイタルの第3部「オールスター・ジャムセッション」を収録したものである。

小野満は、ビッグ・フォーを辞した後、いくつかのコンボを組むが、59年にビッグバンド
「スイング・ビーバーズ」を結成し、人気を博する。
本LPが録られたリサイタルでは、第1部でスイング・ビーバーズで演奏もあったようだ。

さて内容だが、モダンジャズの定番ばかりの選曲、時代の人気者ばかりを集めた
オールスター・メンバー...モダン・フィーリングが溢れている。
いいデキである。
特に、A2、A4、B3で聴かれるピアノ・トリオでのプレイが秀逸。

このレコード、ひょんなことから、アメリカ人に譲ってもらった。
ずいぶん昔、日本の基地に勤務していたころに入手したそうだ。
この人には、ほかに数枚邦人ジャズアルバムを譲ってもらった。
幸運だった。

こんなレコードが埋もれているなんて、ほんとに残念である。
是非とも再発を望む一枚だ。

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2005年10月 7日 (金)

LPジャケットの撮影は難しい

12インチLPレコードのジャケ写を撮るのは本当に難しい。

ここ数日間、白木関連のレコードジャケを撮影したが、明らかに汚い。
まぁ、ブログ掲載用なので、サイズも小さくするから、それほどきれい
でなくてもかまわないのだが。

以前、コレクションのデータベースを作ろうとしたことがある。
タイトル、リーダー、レーベル、ナンバー、ジャケット写真を必須情報として、
その他の残したい情報はフリーワードで...なんていう構想で作成を
はじめたが、面倒くささと、撮った写真の汚さでイヤになり、途中で放り
投げてしまった。

写真に詳しい友人にいろいろ聞いてみたら、
「照明をしっかりと考えたうえで、ズームで取ればいい」
なんて言われ、実際に彼が撮ったものを見せられ、あまりのきれいさに
ビックリしたことがあったが、当方カメラはシロウト、どうでも良くなった。

ここ数日掲載のジャケ写できれいなものは、実はスキャン画像。
たまにCD化されていないレコードのCDRを作っている。
作るのなら、しっかりしたものをということで、ラベル、ジャケまで作成
する。結構面倒くさいのだが...
スキャナーはA3対応が必要だが持ってないので友人宅に出向かなきゃ
ならない。実に面倒くさい。ほんとに、何をやってんだか...

それでも、できたものはそれなりにいい感じである。
こんな感じで....

handmade_cd




ともあれ、予算とか技術とかの関係で、カメラかスキャンか決めかねるが、
レア盤に関しては、ジャケ(表裏)、ラベルの画像はなるべく保存しておこう
と思っている。

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2005年10月 6日 (木)

『白木秀雄 - 加山雄三の世界』

白木クインテットは、フロントが日野皓正(tp)、村岡健(ts)らに替わり、よりシャープ
かつモダンな演奏へ進化する。
65年にベルリン・ジャズ・フェスティバルへ日本人として初出演、高評価を獲得。
その翌年以降、世良、栗田に替わり大野雄二(p)、稲葉国光(b)らが加入し、
弾厚作(加山雄三)の作曲集を2年間で2枚リリース。

私はこの2枚の後の白木のリーダー作を知らない。
この2枚がラストの作品なのだろうか?
(白木は第二集リリースの5年後、39歳の若さで鬼籍に入っている)

ShirakiMeetsKayama1ShirakiMeetsKayama2 





(左) 『加山雄三の世界 - 東芝 TP-7135』
   1966 release
   白木秀雄(ds)、日野皓正(tp)、稲垣次郎(ts)、大野雄二(p)、稲葉国光(b)
    A1 バイオレット・スカイ 
    A2 レージー・ドライビング
    A3 君の瞳の蒼い空
    A4 スウィーテスト・オブ・オール
    A5 君のスープを
    B1 霧雨の舗道
    B2 ブーメラン・ベイビー
    B3 恋は紅いバラ
    B4 うるわしき乙女達

(右) 『加山雄三の世界 第二集 - 東芝 TP-7169』
   1967 release
   メンバーは 『加山雄三の世界 - 東芝 TP-7135』と同じ
   ただし、一部の曲に杉本喜代志(g)が参加
    A1 旅人よ
    A2 二人だけの海
    A3 まだ見ぬ恋人 
    A4 ハロー・スージー
    A5 マイ・ジプシー・ダンス
    B1 サン・セット・ザ・ハーバー
    B2 フォー・オクロック 
    B3 アイ・フィール・ソー・ファイン
    B4 スリーピング・モンスター
    B5 心の海

加山雄三の作曲能力について、とやかく言うつもりはない。
彼の作品で歌謡スタンダードとなり歌い継がれている曲は少なくない。
有能な作曲家である。
だが、この2枚は手放しでほめられる内容ではないと思う。
演奏そのものは悪くないし、曲によってはファンキー・テイスト溢れるものや、なかなかの
ジャズ・ロック・ナンバーもあり、そこそこ楽しめるのだが、全体的に”イモっぽい”という
感じが否めない。(私的な感想ですが...)

一時期、クラブシーンで人気があった(?)のか、再発の編集盤『ブーメラン・ベイビー』
まで結構な価格で取引されていたようだ。
内容的にはSABAでリリースされたベルリン・ジャズフェスでのライブ盤のほうが一枚上
であろう。

ところで、このレコード、11月末に2in1のCDで再発されるようだ。
同時にテイチクの「祭の幻想」も7年ぶりにCD化されるそう。

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2005年10月 5日 (水)

『Chiemi Eri + Carl Jones = CRAZY RHYTHM』

しつこいけど白木関連です。

江利チエミがジャズを歌ったアルバムが60年代前半に2枚リリースされている。
(63年録音で80年代にリリースされた、カウント・ベイシー・オーケストラと共演
 したものもあるが...)

chiemicjones
 『チエミとカール・ジョーンズ』
   東京キングレコード SKF25 
  10inch   released 1961


crazy_rhythm  
 『Chiemi Eri + Carl Jones = CRAZY RHYTHM』
   東京キングレコード LKF1211   
  10inch   released 1962


後者の『クレイージー・リズム』は殆どが白木秀雄5tetのバッキング。
しかも、当時新進の渡辺貞夫と沢田駿吾がゲスト参加。

(ちなみに『チエミとカール・ジョーンズ』のバックは、与田輝雄とシックス・レモンズ
 とキング・オールスターズ)

『クレイージー・リズム』の詳細データは次のとおり。
 A1 CRAZY RHYTHM (duo) / 白木5tet+沢田駿吾(g)+渡辺貞夫(as)
 A2 MY FUNNY VALENTINE (Carl Jones) / 白木5tet+沢田駿吾(g)
 A3 JUST SQUEEZE ME (duo) / 白木5tet+渡辺貞夫(as)
 A4 TENDERLY (江利チエミ) / 白木5tet+沢田駿吾(g)
 B1 THE BIG TWISTER (duo) / 原信夫 w. Sharps & Flats
 B2 MIDNIGHT SUN WILL NEVER SET (Carl Jones)
                 / 白木5tet+沢田駿吾(g)+渡辺貞夫(as)
 B3 LOVE IS HERE TO STAY (江利チエミ) / 白木5tet
 B4 I GET A KICK OUT OF YOU (duo) / 原信夫 w. Sharps & Flats
 *白木5tet:
  白木秀雄(ds)、小俣尚也(tp)、松本英彦(ts)、世良 譲(p)、栗田八郎(b)
  メンバー情報はライナーにないが録音当時のレギュラーメンバーから推測。
  なお、バッキングのクレジットはレコードのライナーと違っている。
  今回ライナーを読みながら針を落とすと、1曲目からライナーとの違いに
  気がついた。ちなみにライナーでは、A1は原信夫w.Sharps&Flats
  確認を予てしっかり聴いてみた。その内容を表記。

カール・ジョーンズは当時人気のあったボーカル・グループの“デルタリズム・ボーイズ”
のトップ・テナー。
チエミにとっては53年以来の師匠格だそうである。
“デルタリズム・ボーイズ”は61年に8年ぶりに再来日する。
この来日を機に、彼らとジョイントで2枚分が録音されたのだろう。

全て英語歌詞で歌っており、カール・ジョーンズの指導、バッキングメンバーの豪華さも
あってか、そこそこ良質のジャズ・ボーカル・アルバムに仕上がっている。
江利チエミのボーカルがナチュラルで、彼女独特のクセも薄い。
また「♪カモナ マイハウス おうちへおいでよ♪」なんて、ジャズファンがズッコケル
ような歌詞もない。
chiemi_reissue_cd
過去にも何度か再発されているが、今年になって2in1でCDが
リリースされた。
興味のある方は廃盤にならないうちに....

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2005年10月 4日 (火)

『白木秀雄 - リサイタル』

今日も白木秀雄。

50年代前半、秋吉敏子、守安祥太郎などにより始まった日本での
ビバップの動きが進化し、58年あたりから、邦人ジャズアルバムも
少しずつモダンジャズ・アルバムがリリースされるようになる。
しかし、まだスイング、ムードテイストが圧倒に多い。

58年のある月のスウィング・ジャーナルに、油井正一が当時キング
レコードでアルバム・プロデューサーをしていた久保田二郎に、こう
言ってやったと書いている。

  「ムーディなものばかり企画するのではなく、モダンジャズの
   レコードを作ってくれ。」

白木秀雄が自分のレギュラー・クインテットを結成したのが1958年。
これがそのレギュラー・クインテットのファースト・アルバムだと思う。
(58年にキングにオールスター・メンバーでのリーダー作あり)

shiraki_hideo_ricital
 『白木秀雄 - リサイタル』
  東京キングレコード LKF1051  10inch
  rec @産経ホール  1959年


想像していたより、モダン・テイストは少し薄い。
また、リサイタル(当時はこう呼んだ)での収録であるがゆえか、
録音もう一つである。
但し、熱気は充分に伝わる。
本当にジャズコン・ブームだったのだろう。

本盤は70年代に12inchで再発されている。
たまに見かけることもあるので、音源はまだ何とか入手できるのでは
ないだろうか。

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2005年10月 3日 (月)

水谷良重と白木秀雄

今日はこれ...またまた白木秀雄がらみ。
白木秀雄と水谷良重は1959年5月に結婚する。
トップスター同士の結婚であった。
当時はジャズ・ブーム。ジャズ・ドラマーがトップスターなのだ。
白木はナベプロ所属だったしな。

mizutani_shiraki5tet

『水谷良重&白木秀雄5tet - 真夜中の恋のムード』
   Victor LV-123   10inch   1960年



これは、結婚に際しての企画ものであったのだろう。
バックは当時人気絶頂の白木秀雄クインテットなんだが、
ジャズというより、ムード・ミュージックといった内容。
好きな人にはたまらないのだろうが、水谷良重の歌は、
上手くもなく、ただただ甘ったるいだけ。
このころの流行りか、甘いセリフまで入ってる始末。

何度聴いても好きになれず、数年前にCDRに落とし処分した。
その際、ネット・オークションに出品したのだが、ビックリする
ほどの高値が付いた記憶がある。
友人と、こましな寿司を喰いにいったっけ...

余談だが、このころにもう一つ結婚企画ものが存在するようだ。
以前血眼になって探してみたが出会えなかった。
当時大阪にあったローカル・レーベル「ユニヴァーサル・レコード」
によるリリース。
タイトルは『良重のために』だもの。
このレーベル、同時期に八城一夫、松本英彦のリーダー作も
リリースしている。
白木盤のみスウィング・ジャーナル(1959.5月号)のディスク・レヴュー
欄のスキャン画像を掲載しておく。
聴いてみたいなぁ...ほんとにもう。

for_yoshie

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2005年10月 1日 (土)

『白木秀雄 - 祭の幻想』

今日も懲りずに白木秀雄で...

_mono_stereo





『白木秀雄 - 祭の幻想 - テイチク NL 3008 (mono)』(左)
『白木秀雄 - 祭の幻想 - テイチク SL 3002 (stereo)』(右)
 白木秀雄(ds)、松本英彦(ts、fl)、小俣尚也(tp)、世良譲(p)、栗田八郎(b)、
 白根きぬ子(琴-A1のみ)       rec 1961/6/23,29 & 7/4 
  A1. 祭の幻想 
  A2. FIVE SPOT AFTER DARK
  A3. JUST ONE OR EIGHT (イチかバチか)
  B1. CHEROKEE
  B2. BLUE ROMEO
  B3. ETUDE NO.1
  B4. YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS

一度CD化もされているので、音源的にはそう珍しいものではないだろう。

先日紹介した白木の2枚と違い、これはstereo/monoともほぼ同じジャケ。
違いは、ジャケ上部のstereo/mono表記部のみ。

音はこれもステレオに軍配があがる。

ライナーによると、これを録りおえた後、白木は
 「やっと、ジャズ・メッセンジャースの幻影から脱出できた!」
と言ったそう。
それほど、この年1月に来日したジャズ・メッセンジャースのインパクトは
強かったのだろう。

表題曲は邦人初の「モード」による曲、しかも日本古来の「琴」をフィーチャー。
また収録曲の半分以上が日本人の手によるもの。
これらのことからも、このアルバムに対する白木の意気が感じられる。
(A2、B1、B4以外は邦人のオリジナル。八城一夫 2曲、松本英彦 2曲)

表題曲「祭の幻想」は評価が分かれるかもしれないが、アルバムとしての
デキはかなりのレベルであることは間違いない。

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