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2008年7月16日 (水)

『Mats Gustafsson - Mats G plays Duke E』

うひゃっ....前回書いてからもう3ケ月も経ってたんだ...

特に仕事がムチャクチャ忙しかった訳でもなかったんだけど、正直いって
この期間、家でレコード・CDを聴くことが全くなかった。
ぽつりぽつりと買っていたCDは、もっぱら週末の買い物に出かける際に
車の中で聴く程度。
こんなに長期間、家で音楽を聴かないてなことは過去になかったかも。

そんなこんなで久しぶりに家で聴いたものがこれ。

Mats_gustafsson_front_cover_2Mats_gustafsson_back_cover_2Mats_gustafsson_label_3 





 『Mats Gustafsson - Mats G plays Duke E』
  QBICO EPSILON no#
  recorded: April 8, 2008 by Olof Madsen at Blue Tower Studios
  Mats Gustafsson- tenor sax and live electronics
  In a sentimental mood / I never felt this way before / Come Sunday /
  Blue goose / Sophisticated Lady

友人の廃盤店に数枚入荷し、即売れした盤である。
自主制作で、100数十枚程度のプレス。(とはいえ、きっと200~300枚は作ったはず)
この盤の制作にはイタリアのベテラン廃盤ディーラーであるロベルト・カステリが絡んでいた
ようで、彼経由で入荷したそうだ。
  (ちなみに私はこのカステリからBlue BogeyのTempo盤EPを購入するなど、昔はずいぶん
  お世話になりました。まだレコード・ディールもやっているそう)
 
Mats Gustafussonなる奴はフリー系のミュージシャンという程度の情報しか持ってなかった。
私でも存在を知っているくらいだからその筋ではそこそこメジャーな奴なんだろう という程度。

少し前、友人の店のURL上の日記でのアナウンスに「125枚限定プレス」だとか「...plays
Duke E (エリントン・ナンバーをプレイしてんのか??)」なんて記載があったものだから少し
そそられる。
一度聴いてみたいなぁと思ってたところに、くだんの友人から「CD化してくれ」との連絡が。
買ってくれたお客さんからCD化して欲しいと要望があったとのこと。
願ったり叶ったりである。

まずはジャケと盤のつくりから、
プレーンの白ジャケに表はMatsの写真、裏は簡単なライナー(というかデータのみ記載)を
四隅をテープ留めで張り付けているだけ。
盤は片面だけのカッティング(トータルで20分程度の収録)でレーベルは両面とも張り付け
ているが、なんの記載もない。
呆れるくらい、とてもチープなつくりである。

肝心の内容は、
針を落とし1曲目を聴き始めると、エリントン・ナンバーをメロディもそんなに崩さずテナーで
熱くプレイ...「おっ、なかなかやんけ!!」と思ってたら、電気の道具(詳細は判りません)を
使った音になり、ノイジーなプレイに変貌。
2曲目以降は殆ど電気で加工されたノイズ・ミュージックといった感じだ。
プレイそのものにはMatsの "気" といったものが感じられ、面白いと感じる面もあるが、
やはりフリー系のプレイであり、トーン、メロディ、リズム感は万人に受け入れられるもの
ではないだろう。

運良く(?)、今回友人の店で購入した人はどう感じただろうか?
Matsがフリーのリード・プレイヤーと知って買った人は問題ないと思うが、コレクター心を
くすぐられ手に入れた人はビックリしただろう。

まぁしかし、どうやらMatsは Peter Brotzmannや大友良英などの共演のみならず、なんと
Sonic Yoothともやったことがある、旬なミュージシャンのようである。
今後の活躍如何では、将来お宝盤になるかもな。

※ある筋から入った本盤に関する情報
 125 copies ONLY, one-sided black vinyl. 26 copies with paste-on grey covers with
 stamped and signed photo by Mats,numbered from A to Z.99 copies with paste-on
 white covers.

<Mats Gustafsson>
  http://www.efi.group.shef.ac.uk/mgustafs.html

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コメント

MatsはThe Thingというガレージ・ジャズ・パンクバンドもやっていて、9月下旬にBrotzmannやKen Vandermarkらと再来日します。
灰野敬二とかも共演予定ですよ。

投稿: Tatsu | 2008年7月16日 (水) 23時33分

BrotzmannにKen Vandermarkに灰野敬二ですか....
このあたりが不得手な当方としてはどんな音なのか想像もつかないですが、聴いてみたい気もしますねぇ。
きっと「やっぱ、頭痛てぇーー」てなこと言いながらもニヤニヤしながら聴くんだろうなぁ。

投稿: MOJO | 2008年7月17日 (木) 08時57分

やっと更新しましたねW
と思ったら、フリーですねW
このレーベルは限定の「稀少盤」を作るのがポリシーみたい。お遊びでしょう。
コアなファンもいますが、そこはやはりフリーですから、あまり出世しないようです。そういえば豊住芳三郎さんも数タイトル出していたような。

投稿: BS | 2008年7月17日 (木) 21時21分

なるほど、そういうレーベルなんですね。
めんどくさい奴らですなぁW

eBay UKにも出てるし、ユニオンにも少し入ってたようなので、実質は300~500枚はあるでしょうね。

しかし、こんなパターンにやられるのがコレクターのサガといいましょうか、
友人の廃盤店でもふだんフリーを買いそうもない方が買われたそうです。
気持ちは良く判りますが...

投稿: MOJO | 2008年7月18日 (金) 09時48分

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