2009年3月31日 (火)

『Bruno Marini Quartet』

気がつけば約8ケ月もブログを放置....

レコード&CDを聴いてないわけではないのだが、明らかに聴く量は
減っている。
結構忙しいせいもあって、帰宅後にTVを含め音を聴く気になかなか
ならない。
せいぜい休日に買い物がてらに車でロックのCDを聴く程度だ。

レコードは処分する際にコンディション確認のため、気になる箇所を
とびとびにかける程度で、通して聴くことも殆どない。

今までに同じような気分になったことは少なからずあるが、こんなに
長い期間続いたことはなかった。

この間、結構な数のアナログ盤を処分してたんだが、先日、唯一最後
まで聴いて、かつ久しぶりにCD化までしたのがこれ。

Bruno_mariniBruno_marini_label 

 『Bruno Marini Quartet』
   LMJ 3333, rec.1985


処分するレコードにリストアップし、友人の廃盤店主に相場を確認
すると、
 「最近、Bruno Marini盤は赤丸急上昇中やで!」
とのこと。

そんなに人気が出るような内容やったか? と久しぶりに聴くと
確かになかなかのデキ。
バリトン+ピアノ3のカルテット、ストレート・アヘッドなプレイ。
結構バリバリ吹いてるが、バリトンのわりにキリッとした音色で
艶っぽさもある。
こりゃ~日本人好みの内容だわ、と再認識。

この盤、以前書いた Ruud Brink盤と同時に新品で入手。
友人の廃盤店主がデッドストックをごく数枚仕入れた際にまとめて
購入したものである。
他にも、2タイトル(確か...フリー系とエレピの入ったものだったはず)
を手に入れたが、それぞれ個性のある内容であったと記憶している。
他の盤も時間があれば聴きなおしてみようと思う。

う~ん...なんだか "音楽なんか聴きたくないんだもんね症候群" から
抜け出せそうだ。

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2008年7月23日 (水)

『Paul Grabowsky 3- Contact Sport Midnight Waltz』

我が家にはパソコンが2台あるんだけど、内1台のディスクトップPCのCドライブ
の容量がパンパンになってきた。
5年ほど前にセットアップした際、20Gあれば大丈夫と思っていたが、多くの
ソフト、修正パッチのインストールを繰り返した結果、もう余裕が10%を切る
状況となる。
「パーティションマジック」なるソフトを使えばCドライブを拡げることが
可能とのことだが、わざわざ買うのも勿体ないし、最近動作が安定しないこと
もしばしば発生していたので、この連休中することもないので、思いきって
再インストールすることに。

しかし面倒くさいですな。
ソフト&修正パッチを入れ再起動を繰り返すこと十数回、あっという間に数時間経過。
データのバックアップも入れて、約半日つぶしてしまうことに。

おかげさんでサクサク動きますわ..と思いきや、ためていたCD&DVDコピーで
エラー続出。結局、パソコンそのものがそろそろアウトなのかもな。
ノートPCが約10年(OSはwindows2000!!)で、ディスクトップPCが約5年経過。
思い切って買い換えようかなぁ...(ていうかこんな古いPCよく使ってるものだ)

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

PCセットアップ終了後に(不安定ながらも)CDに焼いたのがこれ。

Paul_grabowskyPaul_grabowsky_label 

 『Paul Grabowsky Trio -
       Contact Sport Midnight Waltz』

  RST Records ST8501

オーストラリアのピアニスト(というより音楽家/コンポーザーとしての仕事の
ほうがメインなのかも)、Paul Grabowskyのファースト・アルバム。
彼は80年~85年ころミュンヘンに滞在したようで、この1stは85年にドイツで
レコーディングし、ドイツ盤(たぶん...)でアナログLPとしてリリースしている。

クラッシック・ピアノがベースにあるせいか、オーソドックスで生真面目な印象。
結構唄う箇所もあるんだけどノリノリといえず、また繊細かつキリリとした部分も
あるが当方の琴線をかくほどでもない、という感じである。

とはいえ、ピアノトリオ盤としては平均水準以上のデキ。
ピアノトリオ・ファンには歓迎される盤だと思う。

今日現在、友人の廃盤店にも1万数千円で在庫がある。
「誰も買ってくれへん」とぼやいてる。
レア度&内容からいえば結構リーズナブルな価格だと思うのだが、あまり紹介されて
いないブツは皆またいでしまうのか....
2ndの『Six By Three』(CD)に5万前後も出すくらいなら(最近のヤフオクでの価格、
廃盤CD相場に疎い当方は心底ビックリしました)、こちらを先に手に入れるほうが
良いのではつくづく思う。

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2008年7月21日 (月)

『Java Quartet - Slumber For Nordic Wonder』

しかし暑い...たまりません...

せっかくの3連休だけど、外出すればいらん出費もかさむことだし....
ということで、エアコンフル回転で家でゴロゴロしながら音楽でも聴くか ということに。

いざレコード&CDラックの前に立っても、何故か聴きたいと思うものがない。
考えるのも面倒くさい..イーグルスかドゥービーかなぁ...と思ったが、どうも気分
がしっくりこない。

で、テレビをつけてしばらくザッピングするが、これがまた呆れるほど面白くない。

「やっぱり音楽やなぁ...ファンクでも聴くかぁ...」と再びラックの前に。
10分ほどああでもないこうでもないと悩んだ挙げ句、ようやく選び出したのがこれ。

The_java_quartet_1The_java_quartet_2   『Java Quartet -
   Slumber For Nordic Wonder』
  A Dharma Records Production  DHR001
  Aussie issue


手元にあるオーストラリア盤CDのうち、最初に入手した数枚の中の一枚。
同時に手に入れた、Judy Bailey や Paul Grabowsky や Joe Chindamo よりも、圧倒的に
気に入った盤である。

とにかく一曲目のデキの良さに尽きる。
ていうか、実はこの曲だけ図抜けていいんですわ...(私的にですよ)

テナーのJason Cooneyの吹きっぷりと楽曲のエキゾチック感がバツグンである。
『Boom-Jackie-Boom-Chick』の一発目や『Tubby's groove』の一発目"Tin Tin Deo"と同じ
くらいカッコいいと感じるのは私だけだろうか?

このコンボ、ベースのMichael Galeazziが自作の曲を発表する媒体として1994年に結成。
何度かのメンバー入れ替えはあったようだが、2005年までに5枚のアルバムをリリース
している。

この盤は第一作目である。


資料によると、コンボを結成してから直ぐに、地元の大学の教室を借りてMichaelの楽曲で
レコーディング・セッションを繰り返していたところ、録ったもののデキが思った以上に
良かったのでアルバムとしてリリースすることになったとのこと。

CDの作りからみても、自主制作に近かったみたい。

現在、本盤含め4タイトルが手元にあるがが、残念ながらこの曲以上のものはない。
(他が駄作という訳でないですよ。そこそこのデキです)

聞いたところによると、この曲の立役者 Jason Cooneyは2枚目の『Glow』の後、脱退し
プロ・ミュージシャンからも足を洗ったそうである。
実にもったいないことだ。

Java Quartetは、1997年にモントルー・ジャズ・フェスティバルに出てるくらいだから、
欧米あたりでは紹介されているようだが、残念なことに、日本には彼らの情報は殆ど
入ってないと思う。
今日現在でもこのコンボを知っている日本人は殆どいないでしょう。
正直言って私自身もこのCDを手に入れるまで全く知らなかった。

オーストラリア盤には、この他にも殆ど紹介されてない好盤があるので、また別途紹介
できればと....いつになるか判りませんが...

ちなみに、この第一作目は手に入れるのは難しいかもしれないが、2作目以降はたまに
見かけるのでまだ入手可能だと思う。
最近、3rdがeBayに出てたし、友人の廃盤店が2ndを500円でヤフオクに出品していたし...

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2008年7月16日 (水)

『Mats Gustafsson - Mats G plays Duke E』

うひゃっ....前回書いてからもう3ケ月も経ってたんだ...

特に仕事がムチャクチャ忙しかった訳でもなかったんだけど、正直いって
この期間、家でレコード・CDを聴くことが全くなかった。
ぽつりぽつりと買っていたCDは、もっぱら週末の買い物に出かける際に
車の中で聴く程度。
こんなに長期間、家で音楽を聴かないてなことは過去になかったかも。

そんなこんなで久しぶりに家で聴いたものがこれ。

Mats_gustafsson_front_cover_2Mats_gustafsson_back_cover_2Mats_gustafsson_label_3 





 『Mats Gustafsson - Mats G plays Duke E』
  QBICO EPSILON no#
  recorded: April 8, 2008 by Olof Madsen at Blue Tower Studios
  Mats Gustafsson- tenor sax and live electronics
  In a sentimental mood / I never felt this way before / Come Sunday /
  Blue goose / Sophisticated Lady

友人の廃盤店に数枚入荷し、即売れした盤である。
自主制作で、100数十枚程度のプレス。(とはいえ、きっと200~300枚は作ったはず)
この盤の制作にはイタリアのベテラン廃盤ディーラーであるロベルト・カステリが絡んでいた
ようで、彼経由で入荷したそうだ。
  (ちなみに私はこのカステリからBlue BogeyのTempo盤EPを購入するなど、昔はずいぶん
  お世話になりました。まだレコード・ディールもやっているそう)
 
Mats Gustafussonなる奴はフリー系のミュージシャンという程度の情報しか持ってなかった。
私でも存在を知っているくらいだからその筋ではそこそこメジャーな奴なんだろう という程度。

少し前、友人の店のURL上の日記でのアナウンスに「125枚限定プレス」だとか「...plays
Duke E (エリントン・ナンバーをプレイしてんのか??)」なんて記載があったものだから少し
そそられる。
一度聴いてみたいなぁと思ってたところに、くだんの友人から「CD化してくれ」との連絡が。
買ってくれたお客さんからCD化して欲しいと要望があったとのこと。
願ったり叶ったりである。

まずはジャケと盤のつくりから、
プレーンの白ジャケに表はMatsの写真、裏は簡単なライナー(というかデータのみ記載)を
四隅をテープ留めで張り付けているだけ。
盤は片面だけのカッティング(トータルで20分程度の収録)でレーベルは両面とも張り付け
ているが、なんの記載もない。
呆れるくらい、とてもチープなつくりである。

肝心の内容は、
針を落とし1曲目を聴き始めると、エリントン・ナンバーをメロディもそんなに崩さずテナーで
熱くプレイ...「おっ、なかなかやんけ!!」と思ってたら、電気の道具(詳細は判りません)を
使った音になり、ノイジーなプレイに変貌。
2曲目以降は殆ど電気で加工されたノイズ・ミュージックといった感じだ。
プレイそのものにはMatsの "気" といったものが感じられ、面白いと感じる面もあるが、
やはりフリー系のプレイであり、トーン、メロディ、リズム感は万人に受け入れられるもの
ではないだろう。

運良く(?)、今回友人の店で購入した人はどう感じただろうか?
Matsがフリーのリード・プレイヤーと知って買った人は問題ないと思うが、コレクター心を
くすぐられ手に入れた人はビックリしただろう。

まぁしかし、どうやらMatsは Peter Brotzmannや大友良英などの共演のみならず、なんと
Sonic Yoothともやったことがある、旬なミュージシャンのようである。
今後の活躍如何では、将来お宝盤になるかもな。

※ある筋から入った本盤に関する情報
 125 copies ONLY, one-sided black vinyl. 26 copies with paste-on grey covers with
 stamped and signed photo by Mats,numbered from A to Z.99 copies with paste-on
 white covers.

<Mats Gustafsson>
  http://www.efi.group.shef.ac.uk/mgustafs.html

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2008年4月 6日 (日)

『Chris McGregor - Jazz / The African Sound』

わが家の周辺も桜がほぼ満開。
この週末は天気もよく、春爛漫という気分。
実に気持ちいい。

友人の廃盤店店主から荷物が届く。
中身はMDプレーヤーである。

彼は超レア盤が入荷するとしばしば音源をMDに落としていたようだ。
内容が彼にとってストライクの場合だけだったようだが

今回、その所有する音源の中に、あるものがあったことを思い出し、
どうしてもCDR化したいと、装置(MDプレーヤー)ごと借りたしだい。

その音源はこれ、

African_sound_1African_sound_2African_sound_3_2    




 『Chris McGregor and the Castle Lager Big Band -
                                     Jazz / The African Sound』

    New Sound NSL 1011 <South African press>
    Recorded Sep.16-17, 1963

    Dudu Pukwana(as), Barney Rabachane(as), Nick Moyake(ts),
    Christopher Columbus Ngcukane(bs), Kippie Moeketsi(as&cl),
    Bob Tizzard(ss), Blyth Mbityana(tb), Willie Nettie(tb),
    Dennis Mpali(tp), Ebbie Creswell(tp), Mongesi Feza(tp),
    Noel Jones(tp), Sammy Maritz(b), Early Mabusa(ds)
    and Chris McGregor (p)

    <side1> Switch, Kippie, Eclipse at Dawn
    <side2> Early Bird, I remember Billy, Now

存在は知っていた。
友人の廃盤店に入荷した際は、タイミングがあわず、聴く事も現物を
拝む事もできなかった。(値段を聞いたら即刻買う事を断念)

昨年末ころ、とあるオークションに出品された際、少し心が動いたが、
なんせボロ盤だったんでウォッチのみ。
結果ボロ盤にもかかわらず$1261で終了....高い!!
90年台頭にリイッシュされているが、これさえ$300オーバーという。

実物が出たのを確認したのはこの2回のみ。


素晴らしい内容である。
重厚なアンサンブル、切れのあるエネルギッシュなソロ。
アフリカン・テイストのスピリチュアルなプレイがこのアルバムの
良さを際立たせている。
こんなかっこいいビッグ・バンド・サウンドはなかなかないだろう。
ゾクゾクする、かっこいい!!

南ア録音だし、もうマスターはないだろう。
前回のリイッシュもディスク・ダビングと聞く。
このあたりが得意なP-Vineさん、何とかリイシュできないもんでしょうかねぇ。

  ** 画像は、昨年のオークションで出品されていたものからの転載

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2008年4月 5日 (土)

『Serge Ermoll Jr - Blowing At The Rocco Saturday Night』

Judy Bailey も 3 Out Trio も動きづらくなってるようで....
オーストラリア盤ブームも完全に去った感がありますな。

ブームの最中でもあまり紹介もされず流通しなかったレア盤もある。
その内のひとつがこれ。

Serge_ermollSerge_ermoll_label 
 『Serge Ermoll Jr. & The El Rocco Jazz Quintet
       - Blowing At The Rocco Saturday Night』

       Aussie  Festival FRE 925,  rec 1968

Serge Ermoll Jr.(p)、Keith Jenkins(tp)、Sid Wdwards(vib)、
Peter Robinson(b)、Max Henderson(ds)

   <side1>
     Valse
     Canadian Sunset
     Azure-Serapey 
     What's New  (実際はside2の4曲目)
   <side2>
     The Floater
     New Orleans
     Theme From Black Orpheus
     Blues By Five (実際はside1の4曲目)

     *ラベル表記は上記のとおりだが、実際は4曲目ひっくりかえっている


確認できる範囲では、このアルバムは彼の最初期のリーダー作である。
Aussie Jazzのディスコグラフィーをあたってみたが、このレーベルはこの盤以外に
見当たらないのでプラーベート盤かもしれない。

内容はモダン・スタイルでのプレイ。
マイルスやフェルドマンの渋いナンバーやミュージカル・ナンバーをくチョイス
しており、洗練度は少し弱いが、なかなかの好盤である。
私はJudy Bailey の『My Favourite Things(CBS)』よりこれのほうが好き。

少し調べてみた。
Serge Ermoll は 満州生まれのロシア系だそうだ。
父親は上海で著名なバンドのリーダーとして活躍してたが、中国の共産革命後の変革が
契機となり、家族共々1951年にオーストラリアへ移民。
両親(ちなみに母親は父親のバンドのsinger&dancerだったそう)の影響もあるだろう
から、早くから音楽活動をしていたと思うが、音楽家としての活動歴は、60年代後半
からの情報しかつかむことができなかった。しかも全貌はよく判らない。

私がSerge Ermollの存在を知ったのは、Passion Dance -
LARRIKIN /1988年」から。
Passion_dancealto+piano3のカルテット編成での正統なモダンジャズ。
一発目の "Invitation" なんてなかなかのもの。

その後に手に入れたのが、[Spontaneous Improvisations
- Philips/1974年」。
彼のバンド『FREE KATA』名義でのもの。
Free_kataフリーぎりぎり一歩手前的な不思議な感覚の内容だが、
変に気に入ってる。

それと印象的なのが、「Come On Everybody - JANDA
JAZZ /1981年。」
Coco YorkというUSの黒人女性シンガーをフィーチャーした
Come_on_everybody_3  soul-fusion系アルバム。
Serge Ermollはエレピをプレイ。
Coco Yorkのヘタウマなボーカルがなんともいえず、入手した
当時、直ぐにCDRに
落とし、よく聴いた。
この盤、一瞬だがロンドンのDJ間の人気盤となり4-5万で
動いていたこともある。

とまぁ、これら以外にも数種のリーダー作を入手したが、冒頭に書いたFestival盤だけは、
ディスコグラフィーで確認しただけで、幻盤であった。
一度友人の廃盤店に入荷したが、速攻で買い手がついたせいか、現物を拝むことも
聴くことも叶わなかった。

私が入手したのは6年ほど前。
たまにリストを送ってくるアメリカ人のセットセール・リストで発見し、大慌てで
Fax注文。何とか間に合って念願の現物を拝むこととなった。

ここ10年間、結構市場をウォッチしているつもりだが、物が出た情報は私の分と
友人の廃盤店入荷分のみ。
eBayあたりで出てもよさそうなもんだが.....出てきたら安いと思う....。

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2008年3月26日 (水)

『Peter Ind - Looking out』

ここのところ幸か不幸か珍しいものを入手したせいか、帰宅すると
レコードを聴く気まんまんである。

野球が始まったせいもあるんですけどね...
毎年野球シーズンになると、テレビの音を消して、レコード・CDを
聴きながら野球観戦をするのが慣例となっているもんなんで。

今日ラックから取り出したのうちの一枚がこれ、

Peter_ind_3Peter_ind_label_3 

 『Peter Ind - Looking out』
   US Wave 1, released 1961


実はこのアルバム、5~6年ほど前にヤフオクに出品したことがある。
なんだか地味で、実験的な雰囲気もあるし、トリスターノの一連のアルバム
と同じで自分には合わん!! ウェウェという唸りも気に障る!!
ということで処分しようとしたんです。   

結局売れなかったので今手元にあるんだけど、出品の際の説明に「このUS盤が
オリジです、珍しいですよ」と書いたのを見て、ある方からわざわざ質問欄に、

「Peter Ind の Looking Out は UKの Esquire盤がオリジナルです。
  Peter Ind は イギリス人です。最初にUK Esquireでリリースし、後に
  彼がイギリスで設立した自身のレーベル『Wave』で再発したんです。
  買い手が混乱しますので、ご注意ください。」
 
というような内容のご忠告を受けまして...ほっときゃいいのだけど、私も
ついつい熱くなってしまい、

「Peter Ind はイギリス人ですが、1951年ころアメリカ移民し、ニュー・ヨーク
  で1957年にレコーディング・スタジオ設立します。
  また1961年にアメリカで『Wave』を興し、件のスタジオで録音していた音源を
  "Looking Out"と表し記念すべきレーベル第一弾としてアメリカでリリースしました。
  この件は、複数の辞典、専門誌、また当時のメトロノーム誌、ダウンビート誌の記事、
  広告で確認しています。
  ちなみにEsquire盤は、当時のUKのジャズ・ジャーナル誌の広告に新譜情報として
  掲載されていますが、US メトロノーム誌の新譜広告の数カ月後の掲載となって
  います。
  UK Esquire盤はUS Wave盤から1年とは遅れていないようですが、明らかに後発です。
  もう一つついでに言いますと、Peter Indは1966-7年ころイギリスへ戻り、1967年
  にイギリスで『Wave』を設立し、"Looking Out" をリイッシュしたり、録り貯めて
  いた一連の音源をリリースすることになりました。
  US Wave盤は自主制作でリリースしたため、殆ど売れてなく,珍しいためあまり知られ
  てないようですね」

というような内容の長文を2回に分けて返信してしまう始末。

当然ながら、これ以上のやりとりはなく、やれやれということになりました。

ついでに書くと、この質問された方、同時期にUK Esquire盤を出品してたんですわ。
自身の出品の際に、Esquire盤が出てるということを認識してたんだけど(ウォッチも
いれてました)、質問者と同一人物と判ったのは、彼が出品を取り下げ、説明文を
変更して再出品してから。 やけに素直な人やぁ と変に感心しましたが。

少しペダンチックなことを書きましたが、実は私の回答の内、ジャズ雑誌のくだりは
友人である廃盤店店主からのもの。

この友人にはホンマに感心させられる。
当時のジャズ誌の広告や読書通信欄なんて、眺めて楽しいだけでなく、まさに情報の宝庫。
彼はこれらの雑誌からもさまざまな情報をピックアップし、自分で検証しながらオリジナル
真贋をジャッジするので説得力がある。
現在は主要な資料しか残してないようだが、その昔は相当数の欧米のジャズ誌を所有して
いて、私もずいぶん参考にさせてもらった。
UK ジャズ・ジャーナル誌なんて、50~60年代分をほぼコンプリートで所有してたんです
からねぇ。

それからdeep groove、flat edge、year mark....etc、オリジを判断する符号は、
彼が使い始めて浸透したものも少なくないと聞く。

家族同然のつきあいをしている、50年代当時ズート等のミュージシャンとつるんでた
ニュー・ジャージー在住のおじいちゃん なんていうすごい情報源も持ってるし。
(もうボケててあてにならんちゅう話しもあるようですが)

やはりプロは違いますな。


ペダンチックついでにもう一つおまけ。
セルマ・グレーセンのWing/Emarcy盤は、Wing盤がオリジナルであるというのが通説の
ようですが、当時はUSジャズ雑誌の広告をみると、Emarcy盤のほうが早く登場します。
WingはEmarcyの傍系レーベルだし、Emarcy盤が先のような気がします。


またまたもう一つ追記、
ブログをアップしようとした際に、「Peter Ind Wave Biography」でググッたら、以下の
情報を発見しました。
Peter Ind のレーベルの公式HP内掲載のバイオグラフィなので正確な情報だと思います。
参考まで。

  『PETER IND - Biography』 http://wavejazz.com/biography.html

私のこの記事にある具体的な年号は、このBiographyを参考にしました。

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2008年3月25日 (火)

『古谷充 - ファンキー・ドライブ』

昨日に引き続き、海外より荷物が届く。
いろいろあって最近2箇所へ送金していた残りのひとつだ。

Funky_drivinFunky_drivin_label 

 『古谷充 - ファンキー・ドライブ』
   テイチク NL-3006


まさか、こんなものが今になって手に入るとは....

これも昨日のflexi同様に約5~6年ぶりのメールから手に入れることになった。

以前、邦人ジャズ盤について書いた時にふれたが、私の邦人ジャズ盤コレクション
の数枚が、50~60年代に日本の基地で勤務していたアメリカ人からのもの。

このアメリカ人とはひょんなことからメールをやりとりすることになり、小野満や
白木秀雄らのキング、東芝、テイチク盤をまとめて譲ってもらうという幸運に、当時は
盆と正月がいっぺんに来たぁぁぁぁ  と飛び上がって喜んだ。
お返しに彼の要望でジャズCDの日本盤を送ったりするなど、5~6年前まで関係を
続けていたが、先月もらったメールまで約5年音信不通状態であった。

「4月に引っ越しするので少しずつ家の整理をしているんだが、日本人のジャズ・
  アルバムが出てきてな...お前のことを思い出したんでメールしたんだが、
 以下に書いたレコード要るか?」

たいした期待感もなくなにげにメールの末尾を見て、ひっくり返るくらいビックリ。

あまり高くなければ譲ってほしい。
念のためコンディションも教えて。
それはそうと、何でこんなものが今頃出てきたの。
と返事を入れる。

どうやら、以前、邦人ジャズ盤を譲ってもらった際に所有していたらしく、
何故かジャケだけが確認でき、レコード自体が行方不明だったので、その際
には提示しなかったんだそうだ。
それが、件の整理時にたまたま出てきたんで今回のメールになったらしい。

価格の提示はなく、日本盤ジャズCD、10タイトルとトレードにしようとのこと。
ありがたい話である。

必死のパッチで探してた頃、どうしても入手できなかったものが、こんなこと
で手に入るなんて...しかも2タイトルも...もう何がなんだか...

ますます蒐集癖がぶり返しそう。

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2008年3月24日 (月)

『The Diamond Five - Sister Sadie』

久しぶりに海外から荷物が届く。
レコードは買わないことにしていたのだが、訳あって最近2箇所へ
送金していた。
その内のひとつが届いたしだい。

Diamond_five_1Diamond_five_2Diamond_five_3   




『The Diamond Five - Sister Sadie』
  not commercial issue, Flexi

オランダの電機メーカーERRES社が販促用に配ったFlexi(ソノシート)だ。

先月、5~6年前までよくヨーロッパ盤を譲ってもらっていたオランダ人の
コレクターからメールが届いた。

「お前が昔探していたダイヤモンド・ファイブのflexiをみつけたで」

あなた、未だ探してたの...こちとらレコード馬鹿を辞めたのに...
とか思いながらメールを最後まで読むと、

「うちの親父がダイヤモンド・ファイブが好きだったらしくてな。
 若いころよくライブに行っとったそうや。
 実はこのflexi、親父の部屋を大掃除した際に出てきてな。
 ふとお前のことを思い出し、久しぶりにメールしたしだいや。
 前に譲ったOmegaのEP2枚も実は親父のコレクションやったんや。」

ともかく提示額が安かったのでひと安心し、譲ってもらうことになった。

思ってたより素晴らしいプレイでビックリ。
痛快なハード・バップである。

細かいデータは判らないが、プレイ内容からみてFontanaでアルバムを
リリースしたころ以降のものではないか。

しかしヨーロッパでは販促でシングル盤やソノシートを配るというのが
流行ったのだろうか?
電機メーカーやレコード・レーベルなら判らんでもないが...
これ以外に、お菓子屋さんが配ったMonica Zetterlundのソノシートや
これもお菓子屋さんが配ったものだが、Georges Arvanitasのシングル
盤(内容はプレトリア盤LPからの抜粋)が手元にあるが、他にもそそられる
ようなものが存在するのだろうか。

いかんいかん、また蒐集癖がぶり返しそうだ。

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2008年3月23日 (日)

ガーシュインのラプソディ・イン・ブルー

今年に入ってからというもの、忙しいのと体調をしばしば崩すという
ことが続いている。
体調に関しては、治療費に新品CD30枚分程度支払っているくらいだから
少し異常。
やはり歳のせいかなぁ..困ったものだ。

身体がしんどいと何も聴く気にならず、音楽とも遠のきがちである。
ましてやブログを更新するなんて気も起きず....てな感じである。

ともあれ、今日はのんびりと自宅で過ごしていたので、久しぶりに
レコード・ラックの前でゴソゴソすることになった。

ラックの一部にSP盤を平積みしている場所があるのだが、何気なく見ると、
少しズレていたので全部(とはいえ30枚程度です)引っ張りだして
積み直しをすることに。

ふと目が止まり、引っ張りだしたのがこれ。

Rhapsody_in_blue_2
『Rhapsody in blue - Paul Whiteman Orch.
                 with George Gershwin』
  RCA VICTOR 35822


随分昔、Debut のSP盤を探していたころ、eBayでMax Roach盤を1枚発見し
落札した。1枚だと送料がもったいないので、
「ほかに何かBop、Be-BopのSP盤持ってないか? LPでもええで」
と尋ねたところ、Sellerはクラッシック専門のコレクターのようで、
「SPはクラッシックしかないなぁ。Dialのパーカーを少し持ってたけど
  売ってしまった。残念ながら、今は何もない。
  ただ、お前の希望とはあわないかもしれんが、ガーシュインの
  "Rhapsody in blue"ならあるぞ。
  しかもこれ、ガーシュインがピアノを弾いとる。どうや要るか?」
「ガーシュインがピアノを引いてるって?!!?  要る要る、要るでぇ」
てなことになった。

実は私、"Rhapsody in blue"が大好きなんです。
しかも、作曲者のピアノが聴けるなんて!!!
当時はうきうきして到着を待ったこと思い出す。

久しぶりに聴いてみた。
内容はというと、なんとも言い難いというのが正直なところ。
当たり前といえば当たり前なのだが、とにかく録音が古いので戦前の
ラジオ放送みたいな感じ。
録音時期は不明だが、ガーシュインが没したのは1937年。つまり昭和12年。
"Rhapsody in blue"の発表は1924年(大正の末)なんで、この間に録音
されたものなんだもんなぁ。
但し、ガーシュインのピアノ・ソロはタップリ。
音はよくないがガーシュイン、オーケストラのプレイはなかなかのもの。
なんともいやはや、へぇーそうですかぁ...と、変な感心をしながら
両面聴き終える。

もう既に歴史上の人物になっている希有の天才作曲家のプレイに接する
ことができるのはありがたい。
もっといい録音技術で残されたものであればもっと素晴らしく聴けるの
だろうに、というのはかなわぬ夢だわな。

久しぶりにマイルスの「ポギーとベス」でも聴くか...

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